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銚子 創業110年のお蕎麦屋さんの最後の一日に密着

こんにちは。

今回は『ドキュメント72時間』『家族に乾杯』、が好きな方へお届けします!

創業110年のお蕎麦屋さんの最後の一日に密着撮影させていただきました。

制作させていただいたアルバムのレイアウトデータも交えながらご紹介しますね。


今日はカメラマン兼ディレクターです。

場所は千葉県銚子市。

暖簾を出すところと暖簾をしまうところを撮影してほしいとのご依頼内容でしたが

72時間のあの感じが大好きな僕たちはもっと早く行って仕込みのところから撮りたい!

お店の営業中だけじゃなくて最後の1日を全部記録したい!と早朝3時に川越を出発したのでした。


到着すると初めましてでしたが、笑顔で迎えていただき『家族に乾杯』さながらインタビューを。

いろいろお伺いするとうちの両親と同い年でお二人の雰囲気、やりとりがとても両親と似ていて実家に帰ったような心持ちになりました。


インタビューもそこそこに仕込みの続きへ。

お二人それぞれの役割があって、いつも通りの作業をいつも通り黙々とこなしてました。


ひと段落するといつも通りの朝食を。


僕たちも今日のお出汁を使ってのお味噌汁をいただきました。

ほんと美味しかったなー。


いよいよ開店です。

暖簾を掛けて、一礼。

もう何十年もやってこられたんだろうなー。

アルバムより
アルバムより


忙しくなる前に先に召し上がれということで開店早々、人気メニューの カレー南蛮えび天のせ をいただきました。

熱々で出汁がきいてて美味しかったー。



お昼にかけて続々とお客さんが来店。

皆さん、大事に丁寧に召し上がってました。

「この1週間は毎日来てて明日から何食べればいいんだ!」って方も。


何十年も続けてきた共同作業。



THE 職人。


味はもちろんのこと、皆さん、お二人の人柄に惹かれて来てたんだろうなー。

自営業の先輩としても尊敬します。



まもなく閉店、今のお客様で最後かなーって話してたら一本の電話が。

今日までの1週間はお店が混雑するから、と出前はお断りしていたそうですが

常連さんで101歳のおばあちゃんが「最後に女将さんのオムライスが食べたい」と。

特別にお受けすることになりました。

女将さんが作って大将が配達。

この出前のトレーが歴史を物語っていい味出してる。


そろそろ店じまいです。

お手伝いのお姉さんも最後のお掃除です。


暖簾を下ろす前にお店の前で一枚。

そして、110年の歴史に幕を下ろします。






翌日はご家族、ご親族の方達とお疲れさん会でした。

娘さんやお孫さんたちとわいわい楽しくお蕎麦を楽しみました。



親子揃って。


僕たちも天ざるをまたまたご馳走になっちゃいました。





皆さんそれぞれの想いと感謝を伝えて。

『最後の共同作業だ!』って盛り上がりました。


長い間、お疲れ様でした。






最後にアルバムのポイントもご紹介。

アルバムの箱にはメニューをレイアウト。

アルバムケース
アルバムケース
アルバムケース
アルバムケース

背表紙には箸袋を複写してレイアウトしてみました。

表紙
表紙
裏表紙
裏表紙

72時間のように、時間もレイアウトしてみました。



今回伺ったお蕎麦屋さんは 七五三から始まり、勲章受賞記念など

家族の大切な節目の撮影をご依頼いただくご家族のご実家。

お店を閉めることになったので最終日に記念に写真に残してほしいとご連絡いただきました。


『ホテルもおさえるから2日間いける?』


10月末の七五三シーズン真っ只中でしたがちょうどスケジュールが空いており、

お世話になっているご家族からのお問合せで二つ返事でお受けしました。

すぐに

『夕飯もつけちゃいました!』 『松茸も!』

と。


姉さん、いつもテキパキとお仕事が早くてありがとうございます!


『おしまいの日だけれど、110年続いたお店だからお祝いなんです』という

ご依頼くださった姉さんの一言が心に残っています。

そば富さんに乾杯ですね。


お仕事風景の撮影はよくご依頼いただきますが

今日が最後の日、明日はないんだと思うといつも以上に緊張感がありましたが、

一日密着しているとお客さんに愛されてるお店なんだと、とても強く感じ

ほっこり幸せな気持ちで撮影させていただきました。

改めて貴重な撮影の機会をいただきありがとうございました。

またお会いできる機会があるのを楽しみにしております!

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